高齢者のうつ〜夏休み
2007年01月11日(木)
2005年8月
母の入居した有料老人ホームは、
入居時「自立」「要介護」の両方を受け入れています。
母には、まず家事を少しずつできるようになって欲しいと、
「自立」で入居しました。
外出も自由にできる点も魅力でした。
食事はホームで頂くことができますが、
掃除と洗濯は自分でする必要があります。
ホームにコインランドリーもあったのですが、
干す場所がないと母は難色を示しました。
洗濯は私が引き受けることにしました。
掃除はクイックルワイパーを買って、
母にしてもらうことにしました。
電磁調理器のある小さなキッチンがある部屋なので、
お湯を沸かしたりすることは可能です。
私は仕事をしていますが、
時間の許す限り毎日、母の部屋を訪ねました。
夏休み期間中は、部活や習い事の行き帰りの子どもと、
母の部屋で待ち合わせをしたり、
お昼ごはんを食べに連れ出したりしました。
夏休み中の妹家族も遊びに来ました。
ホームから私の家まで皆で歩いて行ったり、
海岸を散歩したり、
介護保険を使って週2回のヘルパーさんをお願いし、
母のリハビリ目的のお散歩が続きました。
中には関東出身の方もおられ、
母は懐かしがっていました。
母にとって一番の難問は、不慣れな土地の言葉でした。
「言っている言葉の意味がわからない」
初対面の入居者(男性)に、
「どこが悪いの?」と話しかけられたけど、
東京では初対面の人にそんな不躾な質問はしない、
せめて「どこか悪いのですか?」と訊く、と。
私もかつては、関西の言葉には苦労しましたので、
母の気持ちもよくわかります。
でも阪神大震災を経験して、今では人間くさい関西の人たちが大好きになっていました。
母に必要なのは、おせっかいな隣人なのになぁ。

2007-01-11 11:07 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ★高齢者のうつ |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/family/trackback/23/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません

 

ニックネーム:mkfamily
性別:女
海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

»くわしく見る