発想法
2010年10月08日(金)
KJ法を考案した川喜田二郎氏の著書です




http://www.amazon.co.jp/%E7%99%BA%E6%83%B3%E6%B3%95%E2%80%95%E5%89%B5%E9%80%A0%E6%80%A7%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-136-%E5%B7%9D%E5%96%9C%E7%94%B0-%E4%BA%8C%E9%83%8E/dp/4121001362


Kj法とは川喜田二郎氏の頭文字なんですね

こので基本を学び、質的研究に入る予定です


それにしても、図書館で予約して受け取りに行ったら

1967年(昭和42年)の初版本 200円

変色してボロボロ








2010-10-08 19:07 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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生きたことば、動くこころ
2010年10月06日(水)
図書館に予約していた
思いのほか早く手元に来ました






1974年〜1976年にかけての京都大学の臨床心理学教室での

事例検討会における河合隼雄氏のコメントをまとめたものが

2010年8月に出版されました


統計分析に疲れた時はこちらを読んでいます


氏ならではの深い哲学が至るところに


同情しない受容


人生はどうせ深刻だから

こちらがそんなに深刻にならなくてもいいということです

もっと同情しない受容、厳しい受容というのを考えないといけない

深い次元にいけばいくほど

クライエントの苦労も僕の苦労も何も変わりはないんでね

生きるという次元にもっと深く入れば何も変わりありません

だからあなたも私も同じ人間です、

というレベルで受け取ったらいい (本文66pより)




クライエント中心主義


クライエント中心主義というのを本質的に考えていけば

やっぱりこの人の求めていることというのを

中心にしなくちゃいけないわけでしょ

何も言わないのがクライエント中心なんじゃなくて

クライエントの一番言って欲しいことを言うというのが

クライエント中心なんですわ (本文108pより)




気分転換してまた統計のに戻ります





2010-10-06 22:25 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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強迫性障害を自宅で治そう!
2010年09月30日(木)
夏スクーリングで受講した「行動療法」

スク中一番の収穫でした

発達障害の二次障害に悩む知人がいます

小学校高学年くらいから強迫性障害に悩まされていました

自閉症傾向がある人なので

彼ら特有のこだわりが強迫性障害の症状と類似していて

余計に複雑化しています

行動療法の先生に大学WBTから質問メールを送ったのですが

発達障害に行動療法は難しいといわれている、との回答でした




http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/489976040X_1.html




それならば・・・




http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4422110527.html




自分とうまく折り合いをつけて

一生つきあっていかなくてはならないのですから

セルフコントロールを身につけることが大切です

それは障害のあるなしにかかわらず

誰にでも言えることですね

2010-09-30 23:59 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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ポスト消費社会のゆくえ
2010年09月24日(金)
まだまだ続く寄り道




セゾングループの最盛期に私は学生・OL時代を送りました

西武やパルコで買い物をし

学校帰りには公園通りをよく歩きました

夏は大磯冬は苗場

そんな「美味しい生活」を送った世代として

また堤氏と辻井氏という2つの顔を使い分けていたことにも

興味津々でを読み始めました


上野氏は社会心理学者としても冴えています

堤氏の部下たちが、彼の思惑を過度に斟酌した結果

セゾン帝国が崩壊していくのですが

ふとデータ改ざんで逮捕された特捜部の元検事を思いました

将来のエースとして嘱望されていた

個人的なプレッシャーが原因だと報道されていますが

特捜部自体の雰囲気を彼が体現したものだと思います


それにしても育ちのいい人は

自分の残酷さに無自覚な部分がありますね



寄り道シリーズもこれにて終了

今日明日であと3人の方のテープ起こしをする予定

これで10名全員のテープ起こしが完成です





2010-09-24 21:42 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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結婚帝国 女の岐れ道
2010年09月20日(月)
寄り道が続いています





以前信田さよ子氏のは読んでいました
http://blog.zaq.ne.jp/family/article/998/


今日のは、対談形式なのですが

ロッカールームトーク(同性同士のあけすけな語らい)は

小気味いいです


 カウンセラー無用論を俎上に乗せる


上野 「結局、人は、多様な選択肢の中で、

   自分に一番つごうのいい論理を選び取るものですから」

   「理論家の役割はその選択肢を増やすことですから」

   「学者の中には、理論は正しいか間違っているか、どちらかだ、

   という人もいるようですが、

   わたしは理論は『つごうがいいか、つごうが悪いか、

   どちらかだ』と思うんで。

   問題はだれにつごうがよいか、ですけどね」

信田 「という風に断言する人は少ないんじゃないですか」

上野 「そうかもしれませんね」



真理も心理も罪悪、シンリ撲滅作戦、ココロ撲滅、と

お二人の意見は一致します


 「自立」に代わる言葉を


上野「私はすごく簡単に考えているんですよ。

  『自分は無力で限界がある』、

   つまり自分の分をわきまえるということは、

  『自分には何ができる』ということがわかると同時に

  『自分に何ができないか』ということがはっきりとわかること。」


信田「私はやる気がないときは休みましょうと答える。

   やる気を起こさなきゃいけないということ自体、

   必要がないと私は答える。」



 かわいいおばあちゃんイデオロギー

上野「日本には女の老いについて通俗的なイデオロギーがあります。

  『かわいいおばあちゃんになりたい』イデオロギー。

   愛されなければ生きている価値がないのか。

   まっぴらごめんよ。

   最近年寄相手の講演会で言うとすごくウケるセリフがこれです。
  
   『かわいいおばあちゃんになりたいという人がいますが、

   今までかわいくなかったわたしがこれから先、

   かわいくなれるはずがない』」
 
   「急にかわいくなったりなんかできない。

   これから先の老人介護は、

   お年寄りがかわいかろうがかわいくなかろうが

   ちゃんと介護をしてもらえる権利があるということです、

   というと大うけにうけるの」


上野
  わたしはもう、四十代、五十代は相手にしなくてもいいと
  思っています。

  半世紀も生きてくれば、どんな人生を送ろうが自業自得ですし、
  
  今から人生をやり直せるわけでもありません。

  だけど三十代はまだ間に合います。

  だからこの本は三十代の女性たちに読んでもらいたいと
  思うのです。




自分の考えを整理するのに必要な本に出会えるのは

ジグソーパズルのピースが

やっと収まるべき場所に収まったときに似ています

今私がしていることは人生のつじつま合わせ

それ以上でもそれ以下でもなかったんだと

改めて気づきました



の詳細はこちら↓
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062124130.html

2010-09-20 20:48 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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老後を考える
2010年09月16日(木)
中間発表が終わって以来

Amazonが薦めてくれる参考文献を読むのが楽しいです


   


結婚していようがいまいが だれでも最後はひとり
                      (おひとりさまの老後より)

本当にそれを実感したのは

父が亡くなって鬱状態になった母の介護を通じてでした

自分のことを考えずにはいられませんでした

リカ先生が恐れる「親の死」は乗り越えたけれど

自分の死を考えることが多くなりました

お墓は要らないと思っていたけど

この2冊のを読んだあと 

遺された人がやりやすいようにしてくれればいいや

と思うようになりました

お墓は遺された者のためにあると思います


こういうのもシンクロニシティというのかもしれませんが

このの予約待ち中に

高1の娘が言いました

「私が死ぬときってお母さんいないんだね

今日ふと気づいたよ

今までどう思ってたんだろう」


私が高校のとき親が死ぬことは考えても

自分のことまで考えなかったなあ

「母の娘」であることに早い段階で見切りをつけた私

結婚して家を出るとき 私は母を棄てたのかもしれません







おひとりさまの老後

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=978-4-87954-680-7


中身検索
 ↓

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%AE%E8%80%81%E5%BE%8C-%E4%B8%8A%E9%87%8E-%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90/dp/4879546801#reader_4879546801


老後がこわい

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=149852

2010-09-16 21:33 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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夫をうとましく思う妻の心がわかる本
2010年08月31日(火)
今日は刺激的なタイトルのの紹介です





http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031940588&Action_id=121&Sza_id=B0


卒業研究の中間発表のあとで口頭試問がありました

「夫婦満足度が高いのはいいことですか?」
「親子間の満足ではダメですか?」

あったりまえじゃ〜ん

たしか柏木先生の先行研究に数字があったはず・・・と思いつつ
自信がなかったので
自分の意見を言うにとどまりました

「常識だと思っていることを疑え」
という愛のムチだったのだろうと思います

さっそく図書館で借りてきたのは
柏木先生の研究をとてもわかりやすく説明した一般向けです


シングルで子どもを育てるのは大変なこと
ましてや障害のある子どもはなおさらです

でも障害のある子どもをもつ夫婦は
離婚率が高いという研究もあります

子どもを育てるうえで、
いろいろな支援が必要です
周囲の人材やコミュニティを資源化する

夫を経済的資源としてだけでなく
障害を持つ子どもの「父親」として資源化していこうと
諦めなかった母親たち

そんな母親たちの切実な声が
10本のカセットテープにつまっています

1本ずつテープ起こし進めています

改めて聴きながら
ここまで話してくれた協力者に感謝の思いと
身の引き締まる思いが交錯しています





2010-08-31 22:52 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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発達障害が引き起こす二次障害へのケアとサポート
2010年08月27日(金)
夏季スクーリング中に受講した「行動療法」

一番の収穫でした

もしかしたら卒業後の自分に関係あるかもと思えるくらい



友人の息子(19歳)はアスペルガー障害(知的に遅れのない自閉症)

思春期の頃から強迫性障害に似た言動が目立つようになり

今は心療内科から処方された薬を飲みながら

作業所に通っています

自閉症の特徴として「変化を好まない」「一定の手順を好む」があり

学校時代から行事の前になると調子が悪くなっていました


彼には行動療法が有効かもしれない

特に認知療法は彼に向いているように思えます




図書館に予約していたの順番が回ってきました





http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032315328&Action_id=121&Sza_id=B0&Rec_id=1004&Rec_lg=100401



思春期はどんな子どもにとっても人生の危機だといいます

自尊心や自己評価の低下が引き起こす二次障害のうち

非行や犯罪は緊急性が高いために

これまでも論じられてきました

でも多くの発達障害のある子どもは悩みを内向させていくように思います

自分の障害に向き合い受容し、折り合いをつけていく

心理学では「適応」というのですが

どんな人間もこの「適応」がうまくいかないと心の病になるのです

「適応障害」になられたプリンセスもいらっしゃいました


スクーリングに行かなくてもの勉強だけで

卒業できる大学なのですが

やはりスクーリングは格別です

先生の話を聞きながら思いを馳せる・・・

贅沢な時間でした

2010-08-27 08:34 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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ニックネーム:mkfamily
性別:女
海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

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