2007年11月12日(月)
日曜の夜は夫の好きな「田舎へ泊まろう」を観ることが多い。
昨日の放送では格闘家の角田氏が、
能登の老夫婦宅に泊めてもらっていた。
奥さんの認知症発覚を機に横浜から、
ダンナさんの生まれ故郷である能登へ引越ししてまだ一ヶ月だとか。
放送で奥さんの認知症のことをオープンに喋っておられる姿を観て、
男性には珍しいなぁと思った。
夕食の場面にはご近所さんが集まってきて、
とても楽しそうだった。
父が亡くなり母が一人になった時、
ご近所つきあいが大切なんだと痛感した。
田舎暮らしは若い人にとっては、窮屈なことも多いんだろうな。
都会での生活はお互い不干渉だからとても気楽。
でもそれは自分が元気な時だけ。
育児中や介護中はご近所さんがありがたい。
実家が遠かった(東京)せいもあり、
遠くの親戚より近くの他人、を実感した。
日本では「他人に迷惑をかけない」ことが美徳とされる。
家族はお互いの迷惑を受け入れる関係。
迷惑をかける知人友人を持つことができる、
それが幸せな生き方じゃないかなあ。
お互い様がベストだけど。
迷惑をかけるだけでお返しできないことだってある。
その人には返すことができなかったら、別の人に返す。
そしてその人も・・・と繰り返していく。
夕刊に
85歳夫、80歳妻を絞殺〜
がんと認知症悲観
の記事が。
男の人が介護する時、溜め込んでしまうことが多いと聞く。
生まれ故郷での介護を選択された能登のご夫婦。
地域と福祉に支えられていきますように。
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2007-11-12 20:59
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