生きたことば、動くこころ
2010年10月06日(水)
図書館に予約していた
思いのほか早く手元に来ました






1974年〜1976年にかけての京都大学の臨床心理学教室での

事例検討会における河合隼雄氏のコメントをまとめたものが

2010年8月に出版されました


統計分析に疲れた時はこちらを読んでいます


氏ならではの深い哲学が至るところに


同情しない受容


人生はどうせ深刻だから

こちらがそんなに深刻にならなくてもいいということです

もっと同情しない受容、厳しい受容というのを考えないといけない

深い次元にいけばいくほど

クライエントの苦労も僕の苦労も何も変わりはないんでね

生きるという次元にもっと深く入れば何も変わりありません

だからあなたも私も同じ人間です、

というレベルで受け取ったらいい (本文66pより)




クライエント中心主義


クライエント中心主義というのを本質的に考えていけば

やっぱりこの人の求めていることというのを

中心にしなくちゃいけないわけでしょ

何も言わないのがクライエント中心なんじゃなくて

クライエントの一番言って欲しいことを言うというのが

クライエント中心なんですわ (本文108pより)




気分転換してまた統計のに戻ります





2010-10-06 22:25 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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ニックネーム:mkfamily
性別:女
海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

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