結婚帝国 女の岐れ道
2010年09月20日(月)
寄り道が続いています





以前信田さよ子氏のは読んでいました
http://blog.zaq.ne.jp/family/article/998/


今日のは、対談形式なのですが

ロッカールームトーク(同性同士のあけすけな語らい)は

小気味いいです


 カウンセラー無用論を俎上に乗せる


上野 「結局、人は、多様な選択肢の中で、

   自分に一番つごうのいい論理を選び取るものですから」

   「理論家の役割はその選択肢を増やすことですから」

   「学者の中には、理論は正しいか間違っているか、どちらかだ、

   という人もいるようですが、

   わたしは理論は『つごうがいいか、つごうが悪いか、

   どちらかだ』と思うんで。

   問題はだれにつごうがよいか、ですけどね」

信田 「という風に断言する人は少ないんじゃないですか」

上野 「そうかもしれませんね」



真理も心理も罪悪、シンリ撲滅作戦、ココロ撲滅、と

お二人の意見は一致します


 「自立」に代わる言葉を


上野「私はすごく簡単に考えているんですよ。

  『自分は無力で限界がある』、

   つまり自分の分をわきまえるということは、

  『自分には何ができる』ということがわかると同時に

  『自分に何ができないか』ということがはっきりとわかること。」


信田「私はやる気がないときは休みましょうと答える。

   やる気を起こさなきゃいけないということ自体、

   必要がないと私は答える。」



 かわいいおばあちゃんイデオロギー

上野「日本には女の老いについて通俗的なイデオロギーがあります。

  『かわいいおばあちゃんになりたい』イデオロギー。

   愛されなければ生きている価値がないのか。

   まっぴらごめんよ。

   最近年寄相手の講演会で言うとすごくウケるセリフがこれです。
  
   『かわいいおばあちゃんになりたいという人がいますが、

   今までかわいくなかったわたしがこれから先、

   かわいくなれるはずがない』」
 
   「急にかわいくなったりなんかできない。

   これから先の老人介護は、

   お年寄りがかわいかろうがかわいくなかろうが

   ちゃんと介護をしてもらえる権利があるということです、

   というと大うけにうけるの」


上野
  わたしはもう、四十代、五十代は相手にしなくてもいいと
  思っています。

  半世紀も生きてくれば、どんな人生を送ろうが自業自得ですし、
  
  今から人生をやり直せるわけでもありません。

  だけど三十代はまだ間に合います。

  だからこの本は三十代の女性たちに読んでもらいたいと
  思うのです。




自分の考えを整理するのに必要な本に出会えるのは

ジグソーパズルのピースが

やっと収まるべき場所に収まったときに似ています

今私がしていることは人生のつじつま合わせ

それ以上でもそれ以下でもなかったんだと

改めて気づきました



の詳細はこちら↓
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062124130.html

2010-09-20 20:48 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ★読書 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/family/trackback/1142/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません

 

ニックネーム:mkfamily
性別:女
海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

»くわしく見る