高齢者のうつ〜純情きらり
2007年01月23日(火)
昨年のNHK朝の連続ドラマ「純情きらり」
母の回復に一役かってくれました。
老人ホームに入った当初は、
テレビは観る気になれないから買わなくていい、
なんて言ってた母。
デジタルだ薄型テレビだという昨今に逆らって、
ブラウン管でビデオデッキ一体型を購入しました。
年を取ってから新しいものを取り入れるのは、
それなりの努力が必要です。
本人が必要としていない限り、覚えることは無理でしょう。
ホームでの生活に慣れて来ると退屈だったのでしょうか、
いつのまにか母は「純情きらり」を楽しみにするようになっていました。
ドラマの内容を誰かに話をしたいけど、
観ていないと言われたら嫌だし・・・と。
話相手がいないのも寂しいだろうと、
私も途中から観るようになりました。
ラストがハッピーエンドでないことにビックリ。
母の症状が悪化しないかと心配しましたが、
取り越し苦労でした。

2007-01-23 19:01 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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高齢者のうつ〜自分で洗濯をする
2007年01月22日(月)
2006年夏
暑い夏でしたが母は元気になって来ました。
母の洗濯はずっと私がしていましたが、
さすがに悪いと思ったのか、歩いて我が家までやって来て、
洗濯機を回す間私とおしゃべりをして、
干して帰って行くようになりました。
我が家からは180度海が見えます。
母は洗濯物を干しながら海を眺めていました。
海には人間を癒す力があるのですね。
海水の成分と羊水の成分は同じだときいたことがあります。
人間は海から来た、とも。
母がここまで回復したことは奇跡のような気がします。

2007-01-22 22:08 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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高齢者のうつ〜認知症への不安
2007年01月21日(日)
2006年12月
NHKがシリーズで認知症を特集しました。
日頃から「脳を鍛える」系に熱心な母。
この番組も欠かさず観ていたようです。
介護する側からの放送を観ているうちに、
だんだん自分もいつか・・・と不安になった様子。
観終わってからホームのお風呂に行こうとしたら、
同じフロアの女性から
「私誰かとお風呂に入る約束したのですが、忘れてしまいました。
誰と約束したか知りませんか?」と訊かれたそう。
その方は軽い認知症がある女性で、
母は息苦しくなって部屋に戻り、私に電話をして来ました。
10分ほど喋るうちに落ち着いて来たようなので、
楽しいテレビを観る様にとアドバイスしました。
同じような年齢の方ばかりの老人ホームでは、
誰かが入院したという噂が流れるだけで、
次は自分かと心配になるようです。
不安。
誰にでもある感情ですが、コントロールするのは難しいですね。

2007-01-21 22:29 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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高齢者のうつ〜母の誕生日
2007年01月20日(土)
2006年6月
母の74歳の誕生日
仕事を午前中で終わらせ、母とランチに行きました。
プレゼントは要らないと言われていたのですが、
「大人の塗り絵」と色鉛筆をプレゼント。
母は自分が娘の負担になっていることを気にしているようだったので、
「神戸に来てくれてありがとう。
近くに来てくれたので安心だよ」と伝えました。
携帯電話で写真を撮り、妹に送信しました。
妹からは「昔のお母さんの表情に戻ったね〜」
と感激の電話がありました。
きょうだいとは「戦友」だそうです。

2007-01-20 17:48 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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高齢者のうつ〜私は嫌われている?
2007年01月19日(金)
父の三回忌の為に5日ほど、母は老人ホームを留守にしました。
東京から帰った夜、「今日食堂で夕食を取る時、誰も何も訊いてくれなかった、
私は嫌われているのかしら、」
と言いました。
母はまだ夫の死を他人に話せないと言っていたので、
矛盾しています。
話しかけて欲しいけど、深く詮索されると困る。
そう自分に都合のいい相手などいません。
挨拶程度の会話が欲しい、ということなのでしょうが。
きっと他の人に母は、心を閉ざした人、と映っているのだと思います。
私の周囲にもこういう人はいます。
マンションのエレベーターに乗り合わせても、
「挨拶以外は話しかけないでオーラ」が出ているのです。
守りたい何かがあるのでしょうか。

2007-01-19 13:10 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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高齢者のうつ〜誰かに必要とされるということ
2007年01月17日(水)
今日母の部屋へ行って1時間ほど雑談して来ました。
娘に読み聞かせしていること、
兄が「いいな〜」と言ったことなど話をしたら、
「まだまだ母親が必要なのね。
いいわね、必要とされるというのは」
きっと母は、(もう誰も私を必要としていない)
と思っているのだと思い、
「お母さんも私やKちゃん(妹)にとっては必要な人なんだよ。
何かをしてくれるからじゃなくて、
お母さんも自分の両親には、生きていてくれるだけでいいと思っていたでしょ?
私たちもそう思っているよ。」
私の気持ち伝わったかなあ。
自分の人生そう悪くはなかった、
最期にはそう思えるようになって欲しいな。

2007-01-17 23:39 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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神戸市立森林植物園
去年は母を連れて神戸市立森林植物園へ2回訪れました。
7月にはあじさい、11月には紅葉を楽しみました。
海、山、神戸は本当に素晴らしいところです。
母も早くそう思ってくれる日が来ることを願います。
http://www.kobe-park.or.jp/shinrin/

2007-01-17 22:34 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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高齢者のうつ〜自分の存在価値
2007年01月16日(火)
2006年5月
父の三回忌が済んで神戸に戻ると、
母が無気力になってしまいました。
できる限り母の部屋を顔出しするようにしました。
ある朝部屋へ行くと、
母が「今朝困ったことがあって」と興奮気味。
同じホームに入っている男性から、
「1人で悩んでいないで、しゃべるだけで気が楽になるからいつでも電話をして来て下さい」と
電話番号を書いたメモをもらった、と。
すご〜〜〜い。
やっぱり女は、はかなげでなくっちゃね〜。
私なんて父亡き後、すっかり「長男」化してるから、
見習わなくちゃ。
その後母が電話することもなく現在に至っていますが、
このことをきっかけに母は元気になったように思います。
この方には私の心の中で感謝感謝。
自分の学生時代を思い出すと、
好きでない相手にでも告白されると悪い気はしません。
大げさに言うと
「自分の存在価値」を認めてくれる人がいる、という感じでしょうか。

2007-01-16 16:18 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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ニックネーム:mkfamily
性別:女
海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

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