子は親を救うために「心の病」になる
2010年05月13日(木)


http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4480842926.html



第4章「親とのつながりを持てなかった子の不思議な訴え」


・・・自分の母親の障害を知った時彼はこう言った

「要するに普通じゃなかったんですね

ああそんな風に考えたことはなかった。

ずっと母親に変わってもらいたかった。

でもこれからもあの人は変わらないんですね。

確かにそういう風に考えると理解できる。

だからああいう行動をとると分かる。

ああ僕はおかしな環境で育って一人で普通にやっていこう、

普通にやっていこうとしてきたのですね」

そういって彼は号泣した・・・以下略


これは、軽度発達障害の母親のもとで育った成人男性が

カウンセリングを受けた時のやりとりですが

読んでいてハッとしました


これはまさにうちの娘に必要なこと。

兄を普通だと思っているから。

友人の兄たちと比べてよく言っていました

「どうして私に勉強を教えられないの」

軽度発達障害は理解しにくい障害です

でも 「問題は解決する場合にだけ発生する」

他の子とどこかが違うという母親の勘から始まった

息子との19年

本人も生きにくさを感じながらも他の才能を開花させて

十分社会に適応しています

彼の特性を考えると今告知することは

マイナスになるのではと思っています

それは「できない」ことの原因を

「努力」ではなく「障害」にする可能性が大だからです

でも・・・娘にとっては必要なのかもしれない


どうかふさわしい「その時」が与えられますように

2010-05-13 21:03 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

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