伝え方が難しい
2009年02月11日(水)
母の部屋へ顔を出して来ました

熱も下がり
血液検査の結果もよかったのに
なぜか暗い顔

理由を訊いても
言いたくないとなかなか口を開きません

ようやく聞き出した内容は

月曜の検査が終わって
ホームに戻ったら
事務室の人が母のところへきて
「どうだったんですか?」
母が検査結果を見せて
「大丈夫でした」と言うと
「そうですか」と納得いかない顔

部屋に戻ると
看護士さんがきてくれて
「どうでしたか?」
結果を見ながら
「よかったですね」

その後生活相談員(母が苦手な)がきて
検査結果を見せたら

「大丈夫じゃないじゃないかっ!」
「やっぱり風邪だったんじゃないかっ!」
「コレステロールだって高いじゃないかっ!」

と言われ
母は怖くてその夜なかなか眠れなかった、と


生活指導員は、
ホームに感染が広がることを
恐れていたのでしょう

でも家族として
このまま黙っているわけにはいかない
と私が言うと

でもあの人(生活相談員)は変わらないと思うし
言ったことで余計に嫌な思い(仕返し?)を
されるのは困るから
言わないで欲しい、と母が言いました

冷静に考えてみると

怒りをホームに伝えたい→謝罪して欲しい

という思いと

今後母がこのような不当な扱いを受けて欲しくない

という2つの思いに集約されます


謝罪を受けても
今後このような扱いが続くこともありえます

その生活指導員に
まずかったな、と思ってもらうことが
一番大事なこと


私が考えた結論は
その生活指導員に

「色々ご心配おかけしました。
何かに感染していたようですが
もう治っているという検査結果が出ています。
ただ心配なのは
もう熱もないのにずっと落ち込んいて
元気がないんです。
以前のようにまた欝にならないかと心配しています。」

これで母への態度が変わって・・・くれないかなあ?
甘いかな

やはり施設に伝えるべきでしょうか






2009-02-11 12:19 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| ★高齢者のうつ |
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確かに…伝え方って難しいですね。
悪かったと思っていない人に対して、
こちらをの思いをどう言えば理解してもらえるか。

下手に責めると、逆に「被害者」を演じられたりしますから。
今、私は姑の事を考えながら書いてますけど
姑は、今「被害者」を演じる女優です。

施設の担当者さんがmkfamilyさんとお母様の気持ちを理解されたとして、
生活指導員さんにそれをうまく伝えてもらえるか、っていうのは、
やってみないとわかりませんものね。

やはり、両方に伝えた方が良いのかしら…
難しいですね。
毎日のように接する相手とうまくいかないのは
精神的な拷問になりますから、
何とか、良い方向に向かいますように…
mkfamilyさん、こんにちは。

今回のブログを読ませていただき、福祉施設に勤める一職員としての考えを書かせていただきます。

福祉施設に勤める職員の多くは「利用者主体」という言葉を研修や会議で聞き、日々の介護や支援に活かしていると思います。
ただ、中には「誰のための施設なのか?」と問いただしたくなる職員が存在するのも事実です。

僕の知り合いが実習で入った障害施設では、利用者さんが騒いだからと、椅子を投げつける職員がいたそうです。
その職員いわく「こいつらになめられたらアカン」と。

その利用者さんはなぜ騒いだのか、何を伝えたかったのか、相手の気持ちに思いをはせる。
自らの思いを伝える手段に乏しい方々に対する精一杯の支援を探っていくのが本来の「利用者主体」の実践であると考えます。

ただ、理想ばかりではありません。

限られたスタッフで、利用者の皆さん全員が「安全、安心、快適」に暮らせる環境を維持しようと思えば、職員主体の支援や介護が提供されることもあります。

理想と現実。

まさに、その両者の間に立ってバランスをはかって日々を営んでいるのが実際です。

そして、さらに申し上げたいのは職員の「責任感」。

ケガをさせてはならない
トラブルが生じないように
毎日、円満に送ってもらいたい

そんな思いが先走って、ついつい利用者さんや家族に対しても責任を求めるかのように、きつい口調になってしまうこともあります。
それがまた新たな「苦情」や「トラブル」を生み出す原因にもなるのですが

職員も人間です。
時には感情的になることも否めません。

ただ、あえて「利用者主体」と掲げているのは、それだけ職員側の方が優位な立場にあるから。
戒めも大いに含まれます。
文字数に制限があるようで、分けてお送りします


ある家族の方から、「うちの子どもを預かってもらっているから、まるで『人質』を獲られているかのようで、文句があってもいえませんは」と笑って話されました。
笑い話で言われていましたが、家族の切実な思いが伝わってきました。

職員側のスキルアップ。
何も流暢に話す必要はありません。
ただ、同じことを話すにしても、相手を思いやる気持ちが伝わらなければ意味がない。

今回のブログで書かれたお母様に対する冷たい対応。

「ホーム内で風邪が蔓延してはならない」

同じ福祉関係者としてよくわかります。
ただ、目の前の利用者さんの身体を気遣っていることが伝わらなければ、その方は気持ちの上でも居場所を失ってしまいます。

「おかえりなさい。お元気になられたそうでよかったですね。」
まず、その一言があればどれだけ心休まるか。

その後、検査結果で気になることがあれば、
「○○の数値が高いですね。まだ十分回復されていないのではと心配していますが」と切り出し、相手が不快に感じないよう丁寧に聴くことが大切。

いろんな援助技術がある中、職員側の「伝え方」は大いに磨いていく必要があります。
そして難しいのは利用者さんや家族からの伝え方ですね。

「人質に獲られている」
正にその通りかも知れませんね。

下手に苦情を言ったことで嫌がらせをされてはたまらない。

利用者や家族が職員の顔色をうかがって話す必要はないと思いますが、やはりここでも「伝え方」に配慮が必要かも知れませんね。

相手は一応「責任感」で話しているのでしょうから、そこに別の「責任」を追及しても、お互いの主張を繰る返すだけで平行線かも知れません。

そこで自分がどんな状況か、どのように思っているのかを伝え、相手の「気づき」を促す。

mkfamilyさんが書かれている手法が正にそれだと思いました。

状況を伝えるだけでも勇気のいるものです。
しかし、お互いの理解を深めるというスタンスで相談されてはと思います。


長々と、そして知ったようなことを書き綴り申し訳ありません。

お母様が安心で快適な生活を営まれることを願っています

あと、僕のブログに送っていただいたコメントは整理していますのでご安心下さい
レフアさん

コメントありがとうございます

お姑さんと暮らしていらっしゃるレフアさん
身内に伝えるのは
簡単なようで
一番難しいですよね

でもユーモアたっぷりのフレアさんのブログ拝見していると
きっと上手にストレス発散されていらっしゃるんだろうなと
思います

母の件は
やはり発言者に伝えようと思っています

コメント嬉しかった
ホントにありがとう

ショウさん

お忙しいのに
丁寧なご意見いただいて恐縮です

施設側の立場でいらっしゃるショウさんに
どんな伝え方がいいのか
ぜひご意見お聞きしたかったのです

心理学を勉強しているはずなのに
机上の空論のようで
お恥ずかしいです

相手を批難したり
行動を指図するようなやり方では
ダメだろうと思っています

働きかけは
行動ではなく心に届くように

自分はこんなことが心配だと
伝える

あれこれと考えて
最終的に出た結論は
育児を通して勉強したことでした

すべてに通用するスキルなのですね

勇気を出して
伝えて来ようと思います

本当に
本当に
ありがとうございました

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ニックネーム:mkfamily
性別:女
海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

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