生物の無生物のあいだ
2010年04月29日(木)
ようやく図書館から連絡があり借りることができました

私は数学苦手の文系人間(正確には理系がダメなだけ)ですが
理系思考が好きです
先日の清水先生の講演会で感じた表現(修辞語)への違和感、
それがこの にはありません
心理学は「こころを科学する」学問だそうなので
私の卒業研究も理系の論文を書くわけですが
この は理系思考の参考文献としてとても読みやすいです
・・・ある病原体がその病気の原因であることを立証するためには
どのような条件が揃えばよいのだろうか
・・ある微生物が必ず病巣から検出されたとしても
この時点ではまだ嫌疑不十分なのだ
二つの事象、つまり微生物の存在と病気の発症とは
あくまでも相関関係があるにすぎない
相関関係が原因と結果の関係、すなわち因果関係に転じるためには
もうひとつ次へのステップフォワードが必要なのである
因果関係は「介入」実験を行った時初めて立ち現れる。
・・・以下略
介入実験をしてもなお因果関係を証明するためには
純度をあげる必要があるのですが
この辺りが心理学の限界なのかと思います
最近流行の脳科学も、
そういう意味では検証中なのに
マスコミの一方的な情報を鵜呑みにしないよう
気をつけなくてはいけませんね
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2010-04-29 13:56
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理系は苦手(茂木さんは苦手ってないと言っていた)で、
生物って聞くと頭が痛くなりそうですが
茂木さんが好きで
サスペンスっていうのがおもしろそうですね
理系は苦手だったのですが
唯一生物は好きでした
どこか文学や哲学にも通じる気がして
福岡さんは文才があって素敵です
理系で文章が上手いって私の理想です