短歌入門
2007年04月08日(日)
東京から帰って以来、まだ母の元気が回復していません。
昔から変化に弱く順応性に難ありの母でした。
昨日のヨン様も思ったほど回復させてくれなかったようです。
でも今回の東京滞在の折、母は自分の作った短歌を記したノートを神戸に持ち帰っていました。
娘と私がちひろ美術館へ行っていた間、本棚の整理をしていたようです。
妹が3歳私が5歳の時、母がデパートの屋上のメリーゴーランドに私たちを乗せ、
その風景をうたった歌を見せてくれました。
「私が幸せだった頃の歌よ」と。
今日母の部屋を訪ねると、取り寄せていた通信教育の短歌に挑戦する気になったようです。
5月スタートだと白内障の手術入院と重なるけど、
9月スタートだと随分先の気がする、と言うので、
やろうと思った時はやった方がいいと思う、とアドバイスしました。
自分で申し込み葉書を書き、ポストに投函するようです。
大きな一歩です。

2007-04-08 18:12 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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東京日記3 ちひろ美術館東京
2007年04月05日(木)
小学校卒業したばかりの娘と、妹とその子どもたちで、
東京都練馬区にある「ちひろ美術館東京」へ行って来ました。
現在のような立派な建物になる前、自宅を建て増しした程度の頃に母と訪ねて以来です。
今回は娘のたっての希望でした。
絵の好きな娘はじっと絵を見て周り、
ちひろの書斎を再現した横にあったパネルの前で立ち止まりました。
「季刊ひろば春季号」のちひろの言葉が掲げてありました。

人はよく若かったときのことを、とくに女の人は娘ざかりの美しかったころのことを、
なににもましていいときであったように語ります。
けれど私は自分をふり返ってみて、娘時代がよかったとはどうしても思えないのです。
といっても、なにも私がとくべつ不幸な娘時代を送っていたというわけではありません。
戦争時代のことは別として、私は一見しあわせそうな普通の暮らしをしていました。
好きな絵を習ったり音楽を楽しんだり、スポーツをやったりしてよく遊んでいました。
けれど生活を支えている両親の苦労はさほどわからず、
なんでも単純に考え、簡単に処理し、人に失礼をしても気づかず、
なにごとにも付和雷同をしていました。
思えば情けなくもあさはかな若き日でありました。
ですから、いくら私の好きなもも色の洋服が似合ったとしても、
そんなころに私はもどりたくはないのです。
まして、あのころの、あんな下手な絵しか描けない自分にもどってしまったとしたら、
これはまさに自殺ものです。
もちろん、今の私がもうりっぱになってしまっていると言っているのではありません。
だけど、あのころよりはましになっていると思っています。
そのまだましになったというようになるまで、
私は20年以上も地味な苦労をしたのです。
失敗を重ね、冷や汗をかいて、
少しずつものがわかりかけてきているのです。
なんで昔に戻れましょう。
少年老いやすく学成りがたしとか。
老いても学は成らないのかもしれません。
でも、自分のやりかけた仕事を一歩ずつたゆみなく進んでいくのが、
不思議なことだけれど、この世の生き甲斐なのです。
若かったころ、たのしく遊んでいながら、
ふと空しさが風のように心をよぎっていくことがありました。
親からちゃんと愛されているのに、
親たちの小さな欠点が見えて許せなかったこともありました。
いま私はちょうど逆の立場になって、
私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、
めんどうな夫が大切で、
半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。
これはきっと、私が自分の力でこの世を渡っていくおとなになったせいだと思うのです。
おとなというものはどんなに苦労が多くても、
自分の方から人を愛していける人間になることなのだと思います。



読みながらうるうるしていた私は、娘に気づかれないようその場を離れたのですが、
娘も最後までこの文章を読んだのです。
思春期真っ只中の娘。
反抗したかと思えば甘えてくる不安定な心。
ちひろさんのこの言葉は娘の心にどう響いたのでしょう。

2007-04-05 15:30 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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東京日記2 東京ミッドタウンへ行って来ました。
2007年04月04日(水)
母を伴い家族でOPENしたばかりの「東京ミッドタウン」へ行って来ました。
オッシャレ〜なお店がいっぱい。
和のテイストも取り入れられているので、新しいのに落ち着く雰囲気。
ハリウッドのセレブ御用達のチョコレート屋でお土産買おうと入ったら、
たたた高い〜。
箱入りで7800円なんてあり得な〜い。
六本木ヒルズ、表参道ヒルズと行ってみたけど、
子連れで行く場所ではなかった(当然)。
今までなら絶対に留守番していたはずの母が、
今回は同行したのが収穫でした。
東京から離れていると、妙に気になる東京新スポット。
故郷は遠くにありて思うもの?

2007-04-04 20:48 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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東京日記1 蕎麦屋「安曇野」のかき揚天せいろ
父のお墓参りに東京へ行って来ました。
父が行きつけにしていた蕎麦屋へ久しぶりに行き、
母と共に懐かしい味を堪能しました。
少し辛目のそばつゆに少しだけ蕎麦をつけて食べる。
これぞ江戸っ子の食べ方!?
神戸出身の夫も、蕎麦は関西より関東だと言います。
あ〜また食べたくなって来た。

2007-04-04 18:17 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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ニックネーム:mkfamily
性別:女
海の見える家で暮らしています。通信制大学で心理学を勉強し、2011年春卒業しました。

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