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2013年01月19日(土)
絶望の国の幸福な若者たち

去年の6月に図書館予約

ようやくお正月明けに順番が回ってきました。





http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062170655



生まれた時から当たり前の豊かな生活。

進学・就職と親はイライラ、

本人たちは至って無欲

26歳の彼が、

我が家のふたりの子どもたちの言動を解説してくれています。




「今日よりも明日がよくならない」と思う時

人は「今が幸せ」と答えるのである。

・・・中略・・・

もはや今の若者は素朴に「今日よりも明日がよくなる」とは

信じることができない。

自分の目の前に広がるのは、ただの「終わりなき日常」だ。

だからこそ、「今は幸せだ」と言うことができる。

つまり、人は将来に「希望」をなくした時、

「幸せ」になることができるのだ。
  

               (p104より)




巻末には俳優佐藤健くんとの対談が

収められています。



絶望の国の幸福な若者たち
古市憲市 講談社
2013-01-19 18:29 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2012年12月22日(土)
女ぎらい〜ニッポンのミソジニー

最近は高齢者問題でご活躍の上野先生

しかしこのを読まないわけにはいかない、

と図書館で借りてきたものの・・・

少し読んで積ん読→期間延長→少し読んで積読になってました




http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/431401069X.html


その原因はきっと裏表紙にある

上野先生の言葉の通りだと思います


「社会学者という職業を、ときどき因業だと思うことがある。

自分にとって気持ちのよいもの、美しいもの、

心温まるものではなく、

むしろ不快なもの、むかつくもの、許しがたいものを選び、

なぜそうなるのか、その謎を理解しようとしてしまう執念に

とりつかれるからだ。

書き手にとってと同様、本書は多くの読者にとって、

女にとっても男にとっても

〜とりわけ男にとって〜

不愉快な読書経験をもたらすだろう。

なぜならそれは多くの男女が目をそむけていたいいことがらの

ひとつだからだ。」




頑張って読んでいくうちに、

自分でも理解できないでいた自分のいらだちが

氷解してきました。


「愛と青春の旅だち」という映画があります。

今でも人気のある映画のひとつらしいのですが、

私は生理的に受け付けません

映画公開当時、デートでこの映画を観た時の

後味の悪さを今でもはっきり覚えています。

その理由がこのでわかりました。

ラストシーンのお姫様抱っこ、

あれは男性にとって都合のいい結末、

もしかしたら自分が振った女性は

もう他に彼ができてるかもしれないのに


生きにくい方の道を選んでしまっていたんですね、私
2012-12-22 19:24 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2012年12月16日(日)
生きる悪知恵〜正しくないけど役に立つ60のヒント

これも3か月ほどして図書館から連絡もらいました。



http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166608683



「毎日かあさん」の著者です。



サブタイトルは「正しくないけど役に立つ」ってありますが

私は「正しくて役に立つ」・・・だと思います。

特に「仕事」編・「家庭」編・「性格」編は、

に行った時の話題そのもの


私も育児で行き詰った時

開き直ってから楽になりました。

母の元気なくして家族の元気はありえない


生きる悪知恵〜正しくないけど役に立つ60のヒント
西原理恵子
文春新書
2012-12-16 22:52 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2012年12月15日(土)
世界が土曜の夜の夢なら〜ヤンキーと精神分析
図書館予約して半年待って

ようやく順番が回ってきました




http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4041101166_1.html



ひきこもりの専門家として書かれた

今年のマイベストですが


http://blog.zaq.ne.jp/mkfamilydeux/article/190/
http://blog.zaq.ne.jp/mkfamilydeux/article/194/


これもまたスゴイ


ヤンキー文化=女性原理のもとで追及される男性性
おたく文化=男性原理のもとで追及される女性性


ヤンキー文化が母性原理からなる、って

意外に思えたけれど読んでいたら納得しました。



そして第一章「なぜヤンキーか」にあった文章にも深く納得


・・・精神医療の現場でかつてこんなことが語られていた。

「若い精神科医ほど診断の精度は高く、

年を取って経験を重ねるほど精度は落ちていく。」

奇妙なことだ

少なくとも身体医学では考えにくい事態だ。

なぜこんなことが起きるのか。

一つの説明として、経験を重ねていくほど、

診断よりも患者の「人間性」に目がいくようになるから、

というものがある。

たぶんそういうことなのだろう。

「若さ」はしばしば「違和感」への過敏さでもある。

精神科の診断は、他者の異質性に対する違和感が、

しばしば有力な手がかりになる。

年を取ることで寛容性が増し、

むしろ「人間」としての同一性の方に視点が向かうようになれば、

こうした差異に対するアンテナは鈍っていくだろう。

それは、必ずしも悪い変化とばかりも言えないのだが。


                     (本文p9)


この感覚は障害をもつ子どもや大人と

関わっていると痛感します。

障害と普通が連続していると感じる毎日です。



世界が土曜の夜の夢なら〜ヤンキーと精神分析
斎藤環
角川書店
2012-12-15 18:29 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2012年11月23日(金)
才輝礼讃〜38のyumiyoriな話
中学の時初めて「陰りゆく部屋」を聴いて以来

すっかりファンになり

彼女の世界は私の青春そのものでした

毎日彼女の曲を聴いて過ごし、

ウォークマンが初めて世に出た時

最初に聴いたのも彼女の曲

コンサートのチケットをとる為に

電話かけまくってたのが懐かしいです。


育児を機にすっかりご無沙汰してしまい、

残念ながらもう

彼女の曲から未来を聴くことができないな〜と思ってました

今年はデビュー40周年だそうで、

ラジオから彼女のベストアルバムの曲が聴こえない日はありません。


去年発売されたの中で

上野千鶴子さんとの対談が収められているのを知り

早速図書館で借りてきました。




http://natalie.mu/music/news/58807


ある時期の私の投影だったユーミンの世界を

上野さんがどう分析されるのか興味津々でした。


上野さんの「ユーミンへのひとこと」(あとがき)

〜とんだりはねたりのアンドロイドもいいけど、

女の年齢の重ね方をしっかり歌い続けてくださいね〜


胸のつかえがとれました
2012-11-23 20:03 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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