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2012年04月25日(水)
最終講義



最終講義
生き延びるための6講
内田樹 技術評論社

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106042968



教育の本質について語る言葉が

溢れていました



内田氏の勤務した女子大を建物を設計した

ヴォーリズは

隠し3階、隠しトイレ、隠し屋上

などを大学内に造っていたそうです

自分でドアノブを回したものだけが

得られる報酬がある、

それは「学び」と同じである、

と内田氏は言います




私自身、再び学生生活を送ったおかげで

そのことに気づくことができました

ひとつ扉をあけると

想像もしなかった扉がその先にあり

その部屋を歩くとその先にも・・・

半世紀も生きてきたけれど

自分が知っている世界はほんのわずかで

隠し部屋のドアノブをみつける楽しみがあれば

年を重ねることは

悪いことではありません

学ぶ楽しさを知ることができて

本当によかった

2012-04-25 22:38 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2012年04月23日(月)
女は後半からが面白い



http://www.usio.co.jp/html/books/shosai.php?book_cd=3590



高学歴で仕事バリバリのお二人とは、

接点がない・・・

遠い世界の話しだと思いながら読んでいましたが、

最終章「いつかは必ず弱者になる社会」で

老いは平等にやってくるのだと気づきました。



介護保険と同じように、

利用する側がサービスを選択できるシステム

「老・障・幼」統合の保険システムにとても共感しました。

以前読んだ「障害者の福祉学」とも意見が一致します。


障害者保険、育児保険、など保険の制度を作って、

サービスをアウトソージングする。

そうすれば女性や若者が、福祉で起業できますし、

雇用も生まれます。

この領域が早く改革されることを心から望みます。



耳が痛いくだりがありました。


「親は子どもに釣った魚をあげるんじゃなくて

子どもに魚を釣る術を教えなきゃいけないですよね、

老後に子どもが不良債権になるかどうかが、

老後の幸福を非常に左右する。

これまでの子育てのツケが全部出てしまうんですよね・・・。」
 
                  (本文p89より抜粋)



おっしゃる通りですが

なかなか釣り方を覚えられない子もいます。

やはり恵まれた遠い世界の話かも。

不良債権予備軍が我が家にいます
2012-04-23 21:30 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2012年03月18日(日)
生き方の不平等 〜お互いさまの社会に向けて



http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1005/sin_k531.html


生き方を自由に選べる時代・・・のはずが、

実際には生まれた環境、ジェンダー、障害・・・

それに伴う収入などによって生き方は規定されています。


これまで「ジェンダー」を

女性の側からの視点でみる

多く読んできましたが

このではデータ*から

 高齢ひとり暮らしの未婚男性は、

 死別・離別よりも貧困率が高いこと、

 男性の方が典型的でない生き方を選んだことへの

 ペナルティが大きいことを指摘しています。

*「社会階層と階層移動の全国調査」2005年


知らなかった・・・


お互いさま、と言えない不平等時代に

私たちは生きていることを痛感します。

2012-03-18 21:20 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2012年03月08日(木)
女性心理学 現代を女性として生きるために



4月から高3になる娘


はじめは淡い憧れだった「一人暮らしの大学生」

それが本気になってきたようで

自立のためにはいい機会なので

私も賛成です・・・が・・・



それが・・・最近・・

一緒に住むのはあと1年かもしれない、

という寂しさが折に触れ募ってきます

でも本人が行きたいと言っているので

ここは送り出すのが親心ですね・・・



http://business2.plala.or.jp/asyl/yuigaku/41-9.html


女性心理学 現代を女性として生きるために
唯学書房 肥田幸子ほか 2008



まえがきより

これほど女性がその性別と役割の複雑さに

困惑した時代がかつてあっただろうか

・・・現代の女性は自由にさまざまな将来を

選択できる可能性が広がっている

しかし、このような時代の中で

なぜか女性たちがその幸せを享受しているようには

感じられない

なぜこのようなことが起こるのだろう

・・・「男女平等」のかけ声がかけられて久しい

しかし女性たちは遅々として変わっていかない

社会の現実に出会っては落胆させられている

性別役割に関する慣習や暗黙のルールは

外側から女性を縛り

いつの間にか自分自身の中に植え付けられた

「女性としてのあり方」の認識によって

女性は内側からも縛られている

こうした縛りは人生の各段階に

特有の現れ方をして

女性の心と身体を複雑に支配する

ところが多くの場合それに気づくことは困難であり

気づいても自らを解き放つことができずに

苦しんでいる女性も多い・・・・





ちなみに本文43pの「同一性地位判尺度」を

娘がやってみました

結果は「同一性拡散ー積極的モラトリアム中間地位」

D-M中間型でした

大学生男女310人に実施した結果

一番多かったのがこのタイプだったそうで

「漠然としたイメージはあるが

確信的な自分像はみえていない」という状態だそうです

私もそんな学生でした

2012-03-08 20:46 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2012年02月29日(水)
平等と効率の福祉革命〜新しい女性の役割




http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0245120/top.html



スペインの社会学者によるです



では豊富なデータから

結婚が価値観・学歴の似た者同士で行われる結果、

世帯間の格差は増幅する

このような二極化は社会の効率性を悪化させ、

格差の世代間継承へとつながる、と言います



卒論を書いていた頃に比べ

読む力がすっかり落ちていることを痛感





平等と効率の福祉革命
新しい女性の役割

イエスタ・エスビン=アンデルセン
大沢真理 監訳
岩波書店


2012-02-29 22:33 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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