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都道府県: 関西3都物語の一番西です
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2013年08月25日(日)
ダメをみがく


http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013061600007.html


昨日からの

少し気温が下がって

でも読もうという気になり

積ん読を片付け始めました。



私の歴史の中に

抜け落ちているものがあると

最近気づきました。

家族抜きの社会との接点が劇的に少ない

だから同年代の女性でも

ずっと仕事を続けていた人とは

全く違う時間を過ごしてきてるんだってこと。

結婚して子どもがいるってことは

女子力について考えなくてもいい、

ということなの?

私から見れば

社会的な知名度もあるこのお二人は

決して「ダメ」じゃないです。

でもきっとこの言葉は

ダメじゃない二人だからこそ出てきた言葉なんだな。

女子力なんて都合のいい幻想だからね。
2013-08-25 13:22 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2013年07月26日(金)
何者



http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/333061/

若き直木賞作家浅井リョウ氏の

就活をテーマにした小説です。

娘が貸してくれました。

ラストシーンが「何者」に通じるテーマなんだけど

私がうんうん、とうなずいたのは

心を病んだ母親と暮らす女子大生の言葉。


「最近わかったんだ。人生が線路のようなものだとしたら

自分と全く同じ高さで、同じ角度で、

その線路を見つめてくれる人はもういないんだって」

「今までは一緒に暮らす家族がいて、

同じ学校に進む友達がいて、学校には先生がいて。

常に、自分以外に、自分の人生を考えてくれる人がいた。

・・・中略・・・

いつだって、自分と全く同じ高さ、角度で、

この先の人生の線路をみてくれる人がいたよね。」


「だからこれまでは、結果よりも過程が大事とか、

そういうことを言われてきてたんだと思う。

それはずっと自分の線路を見てくれてる人がすぐそばにいたから。

そりゃあ大人は、結果は残念だったけど過程がよかったから、

それでいいんだよ、って子どもに言ってあげたくなるよね。

ずっと、その過程を見てきたんだから。だけど。」

「もうね、そう言ってくれる大人はいないんだよ。」

「私たちはもう、そういう場所まできた。」

                     本文 P215より



他の同級生よりも早く大人になった彼女。

就職することがこんなに難しい世の中になるなんて

私たちの頃には想像もつかなかった。

エントリーシート作って

WEB試験受けて

面接やグループディスカッションして

自分を「盛って」いくうちに

自分が「何者」なのかわからなくなるのかな。

流行りのSNSも、疲れるんだろうなあ。

2人の子どもを

まだ社会に送り出せていない我が家にとって

今の就活をめぐる学生の心理状態がよくわかる小説でした。

大学生をもつ親御さんに読むことをお勧めします。

私たちの頃とは全く違う

就職活動状況がよくわかります。

2013-07-26 23:32 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2013年07月07日(日)
別れが言葉を生む

きたやまおさむ
幻滅と別れ話だけで終わらない
ライフストーリーの紡ぎ方
朝日出版社
http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784255006727

の対談シーンで

印象に残った箇所がまだありました


(きたやま)たぶん距離ができないと

言葉って生まれないと思うんだよね。

私はいつも別れが言葉を生むと思うんだけど

もしお母さんと別れなかったならば

「お母さん」って呼ぶ言葉も生まれないと思うんだよね。

・・・中略・・・

きっと表現者もそういうふうに

おいしいものを食べたというんだけど

そのおいしいものを失ったという経験が言葉を生む。

(よしもと)私はあんまり子どもといたから

子どもは「パパ」から覚えましたよ。

ママなんて呼ばなくてもいるから。

別に覚えなくてもいいですよね。手が届くから。

(き)そういうことになりますね。

うん、そういう失ったものを呼ぶのが言葉ですからね。

                    本文P313より抜粋




関東は早くも梅雨明けしたようですね。

関西は今日もすっきりしない空模様です。

一人暮らしで大学生活を送る娘が

前期試験のレポートを多く抱えているようで

泣きのが来ました。

つい最近まで女子大生だった先輩風

吹かせることができてちょっといい気分

それにしても昔より

レポート提出が多くなっていると感じるのは

が当たり前だから、なんでしょうね。

2013-07-07 07:14 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2013年07月06日(土)
幻滅と別れ話だけでは終わらないライフストーリーの紡ぎ方


http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784255006727


3.11のあと対談されたです。

これまで北山氏が展開されてきた

日本人の原罪や母子論などが

対談と言う形でわかりやすく読むことができます。

3.11が変えたものという講義を収めた部分は

日本人の「あれこれ信じて何も信じない」ことのルーツを

解き明かしています。


・・・私は今回の大震災で、

人間も自然も決して信用できないことを

思い知った。・・・中略・・・

人も自然もいつでも裏切ることを

はっきり学んだ結果として多神教があり、

またあれもこれも信じてまいりましょう、

そして多くの情報を仕入れて、

そしてその中で自分が判断していかざるをえないという

これからの人間のあり方を再度確認し合うしかない。・・・
                             本文P223より



数日前から風邪をひいて

珍しく熱も出ました。

今日は朝からを読んだり

うたた寝をしたりしている間に

夜になってしまいました。

こんな土曜の過ごし方は初めてかも。

きっと必要だったのだろうな。

明日は母と夫と落語会へ行く予定です。

http://www.kobe-biennale.jp/kyousan/20130402144621.html



2013-07-06 18:29 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2013年06月11日(火)
教室内カースト



http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334037192



主に中高生のクラス内で発生する

ヒエラルキーを

スクールカーストと呼び、

いじめとの関連も指摘されています。

ただ・・読みにくい

インタビューの逐語録と

同じ内容の文章が後に続き、

通信で心理学を勉強していた頃、

実験実習のレポートをうんざりしながら

まとめていたことを思い出しました。



教室内カースト
鈴木翔
光文社新書
2013-06-11 22:59 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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