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2012年07月29日(日)
子育てが終わらない〜「30歳成人」時代の家族論
サブタイトルは「正しい親のやめ方」

2012年7月13日に出版されたばかりの新刊です。

早速図書館に購入依頼を出して

今日手にすることができました。

「ひきこもりのライフプラン」の精神科医・斎藤環氏、

家族・キャリアカウンセラーの小島貴子氏との対談です。








全てのページに線を引きたくなるような言葉が

あふれています。


特に今回印象に残ったのは、

ひきこもりに男性が多いと言われていますが、

その理由の考察、の箇所です。

小島貴子氏によると、



ひきこもりを抱える家庭の父親がよく

「私の時代では考えられない」と言う。

父親は子どもを自分と比較して優劣を考えている。

ところが、母親は世間の中で自分の子どもの優劣を考えている。

母親がある種自分の作品のようにして育てている子どものことを、

父親は自分自身と比較する。

父親と息子が母親に対してある意味競っているというか、

何かそこにいびつなものがある気がします。(本文p159)





コミニュケーションが大切であること、

そして親子は自分たちの「役割」を終えるタイミングを

用意し、

時には子育てでこれまでやってきたことを「やめる」ことも必要。

節目(イベント)たびに親子関係のメンテナンスが必要。


子どもが小さい頃の育児本は山のようにありますが、

20歳を超えた子ども(という呼び名も不似合)について

書かれた本は少ないのが現実です。

息子22歳、娘18歳の我が家にとって

切実な問題をスッキリさせてくれるでした



 子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論
    小島貴子 斎藤環  青土社

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/479176658X.html




2012-07-29 21:36 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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