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2012年12月15日(土)
世界が土曜の夜の夢なら〜ヤンキーと精神分析
図書館予約して半年待って

ようやく順番が回ってきました




http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4041101166_1.html



ひきこもりの専門家として書かれた

今年のマイベストですが


http://blog.zaq.ne.jp/mkfamilydeux/article/190/
http://blog.zaq.ne.jp/mkfamilydeux/article/194/


これもまたスゴイ


ヤンキー文化=女性原理のもとで追及される男性性
おたく文化=男性原理のもとで追及される女性性


ヤンキー文化が母性原理からなる、って

意外に思えたけれど読んでいたら納得しました。



そして第一章「なぜヤンキーか」にあった文章にも深く納得


・・・精神医療の現場でかつてこんなことが語られていた。

「若い精神科医ほど診断の精度は高く、

年を取って経験を重ねるほど精度は落ちていく。」

奇妙なことだ

少なくとも身体医学では考えにくい事態だ。

なぜこんなことが起きるのか。

一つの説明として、経験を重ねていくほど、

診断よりも患者の「人間性」に目がいくようになるから、

というものがある。

たぶんそういうことなのだろう。

「若さ」はしばしば「違和感」への過敏さでもある。

精神科の診断は、他者の異質性に対する違和感が、

しばしば有力な手がかりになる。

年を取ることで寛容性が増し、

むしろ「人間」としての同一性の方に視点が向かうようになれば、

こうした差異に対するアンテナは鈍っていくだろう。

それは、必ずしも悪い変化とばかりも言えないのだが。


                     (本文p9)


この感覚は障害をもつ子どもや大人と

関わっていると痛感します。

障害と普通が連続していると感じる毎日です。



世界が土曜の夜の夢なら〜ヤンキーと精神分析
斎藤環
角川書店
2012-12-15 18:29 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ★読書 |
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