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2012年01月25日(水)
ふしぎなふしぎな子どもの物語
去年9月に図書館に予約していた

順番がようやく回ってきました




http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036386



ゲーム・アニメ・漫画に疎い私は

最初の方で挫折しかけましたが

途中読み飛ばし

後半の「児童文学」から

少しついていけるように・・・


サブタイトルの

「なぜ成長を描かなくなったのか」

その答えよりも先に

「なぜ成長しなくてはならないか」
「なぜ大人にならねばならないのか」

に対し

「実は私たちは、子どもを別の価値ある存在として

切り離したとき、

自動的に私たちを大人と定義づけただけではないでしょうか」

と著者は言います。

「大人社会の要請と

子ども自身の欲望とのバランスをとりながら

描かれてきた子どもの物語は

相変わらず大人としてだけ振る舞っている

大人社会から見れば奇妙でも、

子どもの側からすればこうしか見えない、

こう考えるしかない

大人と子供の差異が減少した世界を

正直に描いている」


子どもは成長して大人になるって本当か?

それ以外の選択肢もあるのではないか?

・・・というのが最終章でした。





3.11の震災後に書かれた

「あとがき」には

「う〜ん」とうならされました。

「子ども」とは大人の投影に過ぎないのでしょうか。

反芻の必要なでした。





2012-01-25 23:33 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ★読書 |
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