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2011年12月28日(水)
サヨナラ学校化社会




http://www.tarojiro.co.jp/cgi-bin/SearchMain.cgi?operation=3&ISBN=4-8118-0666-2




上野さんは社会がすべて

「学校的価値観」によって

支配されてしまったと言います。

「学校的価値観」とは、

未来のために今を我慢すること。

やればできる。

できないのは努力が足りないからだ。

だからがんばれ。

というもの。

学校化社会は誰も幸せにしない、

と氏は言います。

フランスの社会学者ピエールブルデューは、

学校を次のように定義しました。

1.学校とは「国民化」の装置。
生まれも環境もばらばらな人間を、
均質な国民に仕上げる。

2.「社会的階層を再生産するための装置」。
もともと階層差のある子どもたちを
もとの階層に再生産するための、
ふるい分けを行なう。

そして、
「教育年限の延長というものは、
二流のエリートに自分の二流性を納得させるまでにかかる
期間の長さである」
とも言っています。

ここを読んで私はハタと気づいてしまいました。

息子が自分のハンデに気づくために、
時間とお金をかけて大学へ通わせている、と。

来年は社会学の勉強をスタートさせたいと思いますが、
・・・できるかな?



 サヨナラ学校化社会
   上野千鶴子 太郎次郎社

2011-12-28 23:33 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| ★読書 |
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学校とくに日本の教育は個性のない人間になりますね
でも、学校に行かなければ、とんでもない人間はできあがりますね。 テレビの中の番組、アニメ、ニュース、、物語も同じ、国民の均質な国民に仕上げるわながおりこまれています
こんばんは(*^O^*)/
現在の教育批判を読んでいると「低学力」のことばかりですね
その点、上野さんの視点は違ったところにある

学校現場では、子どもと子どものつながりを大切にしたいと思いながら
新市長の発言にあるように学力問題ばかりが大声で言われ
市民も同調してしまっています

岩波新書『社会力を育てる―新しい「学び」の構想』で
門脇厚司さんが提起した
「社会力」を育てることをしないと殺伐とした社会になると思います。

またmkfamilyさんも体験されたように「学び」は幾つになっても学び直しができる。
Kazeも40前に3年間通った夜間大学が一番楽しかったです(*^-^*)
oseidonさん

知らず知らずのうちに・・・
怖いですね
KAZEさん

大阪の学力低下は
階層の再生産という視点でみると
理解できますね

「自分は頑張ってここまで来たんだから
階層から脱出できないヤツは
努力が足りない」という理論の市長

ファシズムは人気者の顔をしてやってくる
という言葉を思い出します

>またmkfamilyさんも体験されたように「学び」は幾つになっても学び直しができる。
Kazeも40前に3年間通った夜間大学が一番楽しかったです(*^-^*)

私も学び直しの通信大学はとても楽しかったです
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