阪神の女房
今月21歳になる息子の幼児期は
文字(ひらがな、カタカナ)が記号としか理解できず
文字を並べたものが意味のある文章になる、
ということを理解させるのに苦労しました
文字も数字も、いわば「標識」のように理解していたようです
小学校にあがるまで文字を書くこともできなかったし
毎晩読んでいた絵本の文字を文章として読むこともできませんでした
もっとも、絵本はすっかり暗唱してしまったので
読めるとばかり勘違いしていた時期もありました
学習障害を疑い、児童相談所に行ったり
専門家の診断を受けたりもしましたが
結局これという診断名もつかず
救済策もなく
私は試行錯誤で、つきっきりで勉強につきあうことになりました
彼自身の努力はもちろん、
近所に引っ越してこられたカウンセラー氏との出会い、
私の悩みや愚痴につきあってくれた友人たち、
・・・色々な助けを得て
あの頃の彼から思えばウソのように
今は何とか大学生活を送ることができています
野球 が好きで
大学でも同好会を作り
キャッチャーで副キャプテンも務めています
そんな彼が「いい だから読んでみる?」と
貸してくれたのが

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12730
あんなに 音読で苦労したのに
今では毎月バイト代で を買うのが楽しみ だそうです
免許を手にするまでには
まだ時間がかかりそうだけど
7歳の頃の彼が、私に を勧めてくるなんて
想像もできなかったんだから
きっと 免許もとれることでしょう
学童で預かっている障害児のお母さんも
今は将来を悲観しているだろうけど
大丈夫だよ と伝えたいです
発達障害は発達するから大丈夫ですよ
|
2011-07-02 14:22
|
記事へ |
コメント(4) |
トラックバック(0) |
|
★読書 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/mkfamilydeux/trackback/7/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
うれしいですね。
私はまだだなぁ。
「この曲聴いてみる?」と音楽(テクノポップ)をすすめられたことはあったけど。
同窓会総会で講演をしてほしいなと思っています
そういえばはσ(^_^;もADDの要素があり
で自然と鉛筆でなぞりながら読むようになりました(Kazeが読んだ本は古本屋に売れませんし図書館で借りれません
息子さんがこれからどんな本をすすめてくれるか楽しみですね
ありがとうございます
毎日一緒にいると成長に気づかないことがあり
できないことに目がいってしまいます
シェリーさんちは娘さんと同じ音楽で
楽しめるのがうらやましいです
母校の後輩・・・そうだったんですか
不思議なご縁を感じます
家族の愛情があふれていて
挫折をばバネにできたわけがよくわかりました
息子は大学生になるまで
ほとんど
鉄道関係の推理小説を図書館で借りてみたところ
それ以来