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2011年09月27日(火)
たとへば君〜四十年の恋歌

母から借りました





傍から見れば仲のいい家族

でも家族ってきれいごとだけじゃ済まされない

それでも、素の自分をさらけ出し

それを受け止めるひとがいて

そのままの君でいい、という言葉が成就したんだ、

・・・そう思いました



より


辞世の歌

 手をのべてあなたあなたと触れたきに
  息が足りないこの世の息が



奥さんを亡くしてからの永田氏の歌

 たったひとり君だけが抜けし秋の日の
  コスモスに射すこの世の光


 女々しいか それでもいいが石の下に
  きみを閉じ込めるなんてできない



死者は生者の記憶の中にしか生きられない。

だからもっとも河野裕子を知っているものとして

長く生きていたいと思う。

それが彼女を生かしておく唯一の方法なのだと思う。

               (あとがきより)



 たとへば君 
    四十年の恋歌
   河野裕子・永田和宏
   文芸春秋社

http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163742403




2011-09-27 23:14 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ★読書 |
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おはようございます(*^O^*)/
入院中に『文藝春秋9月号』で
「亡き妻・河野裕子と詠んだ 相聞歌千百首」永田和宏
を読んで感動しました。
Kaze自身が死と向き合っていたのでなおさらでした
永田氏は科学者として医学を研究されてきただけに裕子さんの病状がわかり辛かっただろうなと思います。

河野裕子さんの歌で好きだったのは

たとへば君 ガサッと落葉をすくふやうに
私をさらつて行つてはくれぬか
KAZEさん

入院中に読まれたのですね
言葉が迫ってきますね

永田氏の冷静さが彼女を追い詰めることにもなり、
人と寄り添うことのむずかしさを思いました

河野さんの代表作ですね
凡人には作れない歌だと思います
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