ヘンでいい。「心の病」の患者学

http://www.iff.co.jp/book/190/bk_194s.html
ココロを治すのは誰なのか?
医者と患者の徹底討論
精神科医 斎藤学氏と
フリーライターにして元患者の栗原誠子氏の
対話がおさめられています。
中に出てくること、
息子の相談に乗ってくれていた
元ご近所さんのカウンセラーが言ってたことと
よく似ていました。
(栗原)・・・ある摂食障害の人が、
「お母さんが自殺したとき、
自分には摂食障害があって本当によかったと思った」
と言っていて、
そういう意味でやっぱり症状が自分を救っているってことは
あるのかなって思ってる。
(斎藤)・・・だから私は、クライアントが持ってくる問題なんて
ほとんど嘘だって言ってるわけ。
過食症なんて取っちゃったら生き延びられないじゃない。
本人がそこまで強くなっているかって言ったら
そんなことないから。 本文p121〜122より
(障害のある子は)できないことで得られることがある、
だからできないふりをする、
ってよくカウンセラー氏は言ってたこと
思い出しました。
私たちもけがや病気になって得られることがある、
広義にそう考えるようになって
こころの見方がガラッと変わりました。
自分のこころの声を
身体が教えてくれる、そう思います。

ヘンでいい。
斎藤学×栗原誠子
大月書店
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2013-09-14 14:38
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>(障害のある子は)できないことで得られることがある
>だからできないふりをする、
たしかにあると思います(*^ー゜)
先日紹介してくださった『幻滅と別れ話だけでは終わらないライフストーリーの紡ぎ方』を読みました
面白かったです
聞き手がいいと、読んでいてなるほどとか
こんな視点もあるのかと…
後日、記事をアップしたいと思います
対談は面白いですね。
意外なことが引き出されて。
私は今やっと「最後の授業」を読んでいます。