ホームレス障害者 彼らを路上に追いやるもの
3か月待って図書館の順番が
回ってきました。

http://www.nippyo.co.jp/book/6020.html
著者は養護学校の校長・牧師として
障害児や社会的弱者とよばれる人たちとの
共生を実現しようと生きてきた人です。
あとがきにある
「しかし、私が得たのは、
支えるはずの私がいつのまにか支えられ、
彼らに働きかけている私の方が、
引き出され、呼び出される、という経験でした。
福祉の世界で『支援の相互性』と呼ばれることが、
私に起こったのです。」
私自身も息子を育てながら実感したことは
この体験でした。
・・・私が教育委員会に勤務していたとき
肢体不自由の人たちとの話し合いああり、
その場でAD/HDのことが話題になった。
その時重度の脳性まひの人が、
「AD/HDなんてものは障害とはいわない。
障害とは自分のような者を言うのだ。」と
言った言葉が忘れられない。 P206
…インクルージョンは、さまざまなニーズをもつ人々が
互いに助け合って生きる社会、「共に生きる社会」の理念である。
・・・社会的排除の原因としての貧困や不平等をみすえ、
社会正義や機会均等を要求する。
そしてすべての人が選択と自己決定の機会をもつことを求める。
これが実現された社会では、「障害者」や「障害児」という言葉は存在しない。
あえて障害のレッテルを貼る必要のない、理想の人間社会が生まれる。
(ピーター・ミットラー/山口薫訳
インクルージョン教育への道 東京大学出版)
|
2013-03-09 10:13
|
記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
|
★読書 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/mkfamilydeux/trackback/283/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
興味深い内容ですね
Kazeも発病して、ICUで生死の境を彷徨っていたときに
養護学校や養護学級で出会った子どもたちを思い
ここで弱音を吐いたら笑われると
弱気になる自分を励ましました。
これまで出会った子どもたちに力をもらっている日々です
支えるはずの自分が
支えられているという気持ち
とてもよくわかります。
お互いさま